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  • 執筆者の写真Suguru Hasegawa

どうにも止まらない。

2022年2月19日に新潟県長岡市の公共施設「アオーレ長岡」にて開催した、「冬に輝け長岡花火~みんなの願いをこめて~」と題した光の花火の御披露目会。


一夜明けて、2月20日は「光の花火」の打ち上げ上映会を行いました。「長岡花火キルト」と「プロジェクションマッピング」とのコラボレーションによる「光の花火」を、一般公開。新型コロナウイルス感染拡大により、新潟県内にも「まん延防止等重点措置」が適用となっており、来場いただく皆様に感染予防対策に御協力をお願いしながら11時スタートの回から15時30分スタートの回まで30分おきに計10回実施し、のべ340名の方々に鑑賞いただきました。


今回は、その様子を写真を交えながら、お伝えします。


実は既に2月19日から、「アオーレ長岡」市民交流ホールAの周辺は、ハワイを感じさせる雰囲気でした。「長岡花火キルト」の制作にはハワイアンキルトの手法が取り入れられていますが、そのハワイアンキルトでホワイエ(≒ロビー)を装飾。当プロジェクト代表の島田さんは、ハワイアンキルト作家であると共にハワイアンキルト教室も主宰しており、その教室のメンバーや島田さん自身により制作された作品が展示されました。ハワイアンの音楽も流せれば更に良い雰囲気になったのかもしれませんが、ホワイエでは勉強している高校生などもいるため、音の演出はNG。それでも、ワイキキビーチのキルトには、異国情緒を感じずにはいられません。

ホワイエに飾られたハワイアンキルトの数々。下方の四角形の写真をクリックすると上部に拡大写真が表示されますので、是非ご覧ください。


受付には「長岡花火キルト プロジェクト」の各種広報物のデザインにも使われている小ぶりの「花火キルト」も展示。本物の花火玉の模型や、ヨーヨーキルトで作った花火玉と共に、花火の打ち上げ会場っぽいムードを盛り上げます。「長岡花火キルト」をラベルにデザインした日本酒(アルコール)も用意されましたが、こちらは飾り物。ホールとの入出場の際には、呑むほうのアルコールではなく手指消毒のアルコール噴霧器を用意し、新型コロナウイルス感染拡大防止に対策に御協力をお願いしました。


来場者は、スタッフの家族や知人・友人だけではなく、ボランティアとしてヨーヨーキルト作りに参加してくださった方々や、たまたま通りかかった人、私たちスタッフが呼び込みをして足を止めて下さった人、アオーレ長岡のスタッフの方々など・・・。本当に、ありとあらゆる人々が「光の花火」を見てくださいました。日曜日ということもあり、小さな子供連れの方も多くおられました。音と光と色が作り出す幻想的な世界を、是非ひとりでも多くの子供たちに見ていただいて、豊かな感受性を育んで欲しいと思います。


各回とも「撮影大歓迎、SNS等へのアップ大歓迎、でもフラッシュ撮影NGやプライバシーへの配慮を忘れずに」等という一般的な注意事項のアナウンスの後、「光の花火」の打ち上げ開始。作品の性格上、会場が暗くなりピカピカ光るのですが、泣き叫ぶような子供さんはいませんでした。花火大会の街、長岡だから子供たちも慣れているのかな!?


さて、どんな「光の花火」なのかは、後ほど当ホームページの動画をご覧いただくとして、動画では見ることが出来ない方向からの「光の花火」の様子を、写真でご覧ください。

写真:左(1枚目)

「長岡花火キルト」を正面に見て左側の壁・天井に投影された「光の花火」。

写真:中(2枚目)

客席の天井にも、「光の花火」が投影されているんですよ。

写真:右(3枚目)

「長岡花火キルト」を正面に見て右側の壁・天井に投影された「光の花火」。


「光の花火」の打ち上げの後は、どの回も万雷の拍手。そして、客席から「長岡花火キルト」の前まで近寄っていただいて、自由に写真撮影したり、ジックリと鑑賞していただいたりしました。特に、当ブログ「キルト男子」の記事にも書いた地元・長岡出身の歌手の中澤卓也さん制作のヨーヨーキルトと、磯田長岡市長が制作くださったヨーヨーキルトが人気でした。


最終・10回目は最後の打ち上げということで、長岡地域のスタッフを代表して大桃さんが挨拶。新型コロナウイルス感染拡大の最中に「長岡花火キルト」を制作しなければならず、特に長岡地域の感染拡大が激化して「アオーレ長岡」での活動が出来なくなった昨年6月~7月の苦しかった時期のエピソードを披露しました。そして、当プロジェクト代表の島田さんの挨拶は、1~9回目とは順番を変えて、打ち上げ後に。島田さんからは、昨年夏の長岡大花火大会が中止になってしまい、その代わりにするべく「長岡花火キルト」の制作を急いだことや、ホノルルに持っていくはずの「長岡花火キルト」が新型コロナウイルス感染拡大の影響で持っていけなくなったこと、そして「長岡花火キルト」とプロジェクションマッピングを組み合わせて「光の花火」として映像化すればホノルルにも届けられるのではないかと思い立ったことと、来年こそホノルルで「光の花火」を打ち上げると共に逆にその様子を長岡に届けたい・・・という、新型コロナウイルス感染拡大に翻弄されながらも次々と新しい行動を起こしてきたことや将来展望について語られました。

写真:左(1枚目) 挨拶をする大桃さん

写真:右(2枚目) 挨拶をする島田さん


なお、私は司会進行として、各回の打ち上げ前に注意事項をアナウンスしたり、島田さんの挨拶の前振りをしたり、打ち上げ後の「長岡花火キルト」の鑑賞の案内や締めの言葉を述べたりしました。今回の「光の花火」に限らず、復興祈願花火フェニックスの順番が来ると、平原綾香さんの歌いだしの「Every day・・・」が流れただけで、不思議なことに涙が溢れてくるんです。もう、どうにも止まらなくて・・・。10回とも、打ち上げ後のアナウンスは鼻声でしたし、ハンカチで目頭を拭ってから打ち上げ後のアナウンスを行った回もありました。何度も涙して、仕事で忙しい毎日で荒んでいた心が、浄化されたかもしれません。月並みですが、「感動」以外に何も言葉が出ないくらい、非常に素直に感動した「光の花火」でした。


Special thanks to Tomoya Kishimoto.

プロジェクションディレクターの岸本智也さんには感謝の言葉しかありません。岸本さんは「光の花火」の制作者でもありますが、多種多様な機器を操作して2月19日も20日も打ち上げて下さいました。特に20日は合計10回。回を重ねるごとに少しずつ手直しして、内容を進化させていくところに作品への思い入れを感じました。

※写真はリハーサル時のものです。


今後、2回目の計画があるようですので、また皆さんと感動を分かち合える日が来ることを、楽しみにしています。



ボランティア

長谷川 卓



【当プロジェクト代表 島田さんのコメント】 ※ブログ記事

https://www.nagaokahanabiquilt.org/post/%E3%81%94%E6%9D%A5%E5%A0%B4%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%8C%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%94%E3%81%96%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82


【冬に輝け長岡花火~みんなの願いを込めて~】 ※動画

https://youtu.be/Xsyvc7N0m6Q


【「キルト男子」】 ※ブログ記事

https://www.nagaokahanabiquilt.org/post/%E3%82%AD%E3%83%AB%E3%83%88%E7%94%B7%E5%AD%90%E3%81%9F%E3%81%A1

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