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  • 執筆者の写真Suguru Hasegawa

キルト男子たち

更新日:2022年2月27日

今でこそ性別関係なく小・中学校で「家庭科」を習っているようですが、私が子供の頃は、中学生になると男子は「技術」、女子は「家庭科」を習っていました。ホンの少しだけ、男女が入れ替わって学ぶ時間がありましたが、私の頃は調理実習くらいだったかなぁ…。


あれから約30年。針と糸に触れるのは、独身の頃や単身赴任中に、取れたワイシャツのボタンを取り付ける時ぐらいだった私が、まさかヨーヨーキルトを作ったり、長岡花火キルトの背景の夜空に刺繍するとは、想像もしませんでした。


そんな私のようにヨーヨーキルトを作った、言わば「キルト男子」は他にもいらっしゃいます。


プロジェクトの会場、長岡市役所・アリーナ・屋根付き広場の複合施設「アオーレ長岡」市民交流ホールD室に足を運んだ「キルト男子」の第1号は、長岡市内の整骨院のイケメン先生。仕事柄でしょうか、指先が非常に器用で、最初はヨーヨーキルトづくりに苦戦していたものの、コツを掴んで次から次へと綺麗なヨーヨーキルトを沢山作って下さいました。


第2号は私(長谷川)で、第3号は「キルト男子」というよりも「キルト紳士」という言葉が相応しいかもしれない、長岡市の磯田市長。忙しい公務の合間を縫って、キルトを縫いに来て下さいました。完成した小ぶりなヨーヨーキルトの出来栄えは、当プロジェクト代表でキルト教室の指導者でもある島田さんも驚くほど。長岡花火キルトには、いくつもの花火の大輪が形作られていますが、そのどこかの中心に、磯田市長のヨーヨーキルトがあります。


第4号は、新型コロナウイルス感染拡大の中で、残念ながら来場は叶いませんでしたが、オンラインでヨーヨーキルトを作る様子を見せてくれた方。このホームページのトップ画面の動画にも登場する、「キルト男子」というよりも「キルト貴公子」という感じの、長岡市出身の歌手・中澤卓也さん。このプロジェクトに「特別応援」ということで賛同くださり、本人自ら針を持ち、制作して下さいました。中澤さんのヨーヨーキルトも、どこかの花火の中心に配置されています。


プロジェクトの活動日が毎週木曜の日中だったので、今の世情を踏まえると「キルト男子」が会場に足を運ぶのは、なかなか難しかったかもしれません。しかし、会場に足を運べなくても、ボランティアのメンバーが材料を各家庭に持ち帰り、家族と一緒に作った「キルトパパ」や「キルトダーリン」、「キルトボーイ」も大勢います。


全体的に見れば女性の参加が多かったプロジェクトですが、性別関係なく、みんなで力を合わせて作った、巨大キルトの花火。ぜひ実物をご覧くだされば、と思います。


【展示スケジュール】



ボランティア

長谷川 卓


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