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  • 執筆者の写真Suguru Hasegawa

ホノルルフェスティバルを振り返ってPart3~ワイキキビーチでの長岡花火打ち上げ~

更新日:2023年8月2日

※本稿は3回シリーズの3回目です。


ワイキキの夜空を飾った長岡花火(インスタライブ画像)

長谷川:では、ワイキキビーチで打ち上げられた長岡花火について伺いたいと思います。

島田:私はワイキキビーチで打ち上げられる長岡花火が大好きです! 海に輝く花火がとっても綺麗で美しさが2倍です! 砂浜に座って観るのですが、長岡市の花火会場と違って、外国人ならではの明るい感情表現というか、リアクションが良いですし、それが更に花火を盛り立てるんですよ!! できることなら毎年観に行きたいくら大好きです!!

山田:長岡市の信濃川の長岡大花火大会よりは小規模ですが、ビーチで花火を観るというハワイの雰囲気も相まって、また島田さんも言われている歓声が日本とは違って、良かったです。特に、今回は長岡花火に限らず何年間もイベントが無かった中での打ち上げだったので、余計に歓声が大きかったのではないかと思います。その中でも天地人花火」と「フェニックス」は別格でしたね。他の花火にはBGMとして現地の音楽が流れていたものもあったんですが、「天地人花火」と「フェニックス」は長岡と同じ音楽が流れて、音楽と花火の融合が良かったのか、ひときわ歓声が大きくて「おお、すごいな。喜ばれてるんだな」と感じました。外国人だからか、ビーチの声がオーバーリアクションで、凄い雰囲気でした。

ワイキキビーチを飛んだ「フェニックス」(同 画像)

大桃:私はハワイに行ったのが初めてだったので、花火が綺麗とか凄いとかよりも、長岡花火がハワイで打ち上げられていること自体を感慨深く感じていました。

長谷川:私は日本に居ながらにして島田さんのインスタライブでワイキキビーチの夜空を彩る長岡花火を観ていました。新潟県と約6,200Kmも離れ19時間も時差もあるのに、同じ時間と同じ感動を分ちあえていることに感極まり、目が潤んでしまいました。


長谷川:皆さんから沢山お話を伺いましたが、最後に今回の渡航で一番印象に残っていることを教えてください。

ホテルのテラスでキルトを縫う大桃さん

大桃:全てが楽しかったです。一緒に行ったメンバーと安心して楽しめました。実は渡航の10日前に怪我をしてしまったのですが、へっちゃらでした。初めての海外旅行の私が足手まといにならず、ちゃんとついていけて良かったです。ハワイは自分が考えていた以上に空と海と小麦粉のような砂浜が美しく、テレビとかで見る映像と同じでした。縁があるとは思っていなかったけれど、ハワイや海外を身近に感じることが出来ました。帰国後、WBCがありましたけど、選手の皆さんも私たちと同じく飛行機に乗って長時間移動していることを思うと親近感が湧いて、もともと野球が好きなんですが、更に違った気持ちでWBCを楽しめました。そして、ハワイには「長岡花火キルト」が行くから私も行ったので、「長岡花火キルト」が行かなかったら私も行かなかったです。今回は最終章というか、「最後まで見届ける」という思いで渡航しました。

島田:大桃さん、定期的にハワイで展示する予定なので、また行きましょう。

山田:一つは「パレード」ですね。予定外の参加となりましたが、メンバーの皆さんに「パレードに参加して良かった」と喜んでもらえて良かったです。様々な調整や交渉の中で「パレードに出たい」という気持ちを押し出し、最終的に参加できることになった時には達成感がありました。もう一つは「キルトのカルネ申請」を成功させることで、スムーズに出来て良かったです。

長谷川:カルネ申請とは?

人気だったキルトは、みな無事に出国・帰国しました

山田:簡単に言うと、数百万円もするような高級品や美術品などを、日本を出国する際、滞在国で入国・出国する際、日本に帰国する際に都度検査して、数量がどれも同じことを確認することです。キルトは高級品扱いになり、カルネ申請が必要になってしまいました。以前、他の団体がカルネ申請せずキルトを手荷物に入れて没収された事例があると聞いて、「長岡花火キルトのような市民や制作に携わった人たちの想いが詰まった貴重品を没収される訳にはいかない」と、心して臨みました。無事に成功し、私も貴重な経験を積ませてもらいました。

島田:こちらこそ、ありがとうございました。「長岡花火キルト」が没収されてしまったら一大事ですもの。

長谷川:では、島田さん、お願いします。

ウェルドン氏から黄色の花の「レイ」のプレゼント

島田:やっぱりパレードですね。そして、日本人が少なかったことです。ハワイと日本の国際交流の場としての「ホノルルフェスティバル」なのに、これでは国際交流にならないと感じました。日本人の皆さんには、もっとハワイに行って欲しいなぁと思います。ホノルル市は以前と変わらず素敵な場所。以前より海も緑も美しくなっていましたよ! それと、「長岡花火キルト」とのコラボレーションライブ・フラダンスや、楽曲を当プロジェクトのテーマソングにも使わせていただいている、ハワイを代表するアーティストのウェルドン夫妻がたまたまオアフ島に仕事で来られていて、会場に来ていただくことができました。お二人にはプアケニケニという、とても良い香りのする花のレイ(歓迎の意を表すため首に掛ける花輪)をプレゼントしていただき嬉しかったです。あとは・・・。

長谷川:あとは?

島田:お仕事の都合とはいえ、長谷川さんが渡航できなかったことですね。こうやってプロジェクトで活躍いただいているので、一緒にカラカウア大通りをパレードしたかったし、長岡花火に思い入れがある者として、一緒にワイキキビーチで長岡花火を観たかったです。

長谷川:そう言って下さって、非常に嬉しく思います。ありがとうございます。


長谷川:最後に、当プロジェクトを代表して、島田さんよりこのblogをご覧の皆様にご挨拶をお願いします。

当PJ代表 島田さん

島田:この「キルトで打ち上げよう みんなで作ろう 長岡花火」市民プロジェクトは新型コロナウイルス感染拡大に翻弄され続け、予定より1年遅れて、ようやくハワイ・ホノルルに「長岡花火キルト」を展示することが出来ました。最終盤、参加人数が足りずホ

ノルルフェスティバルへの参加を諦め私一人だけで「長岡花火キルト」を展示しに行く覚悟をしていたところ、同行を申し出て下さった方が現れました。私一人では成し得なかった様々なキルトの展示やパレードへの参加。同行くださった方々、様々な事情で日本に残った方、2年前のキルト制作に携わって下さった多くの市民やボランティアの方々、みんなの力があったからこそ、今回のホノルルフェスティバルで多くの方々に「長岡花火キルト」を実際に見ていただくことが出来たのだと思います。本当に、ありがとうございました。


 長岡市とホノルル市の姉妹都市の締結は12年目に入り、これからも強固な関係が続いていくものと思います。長岡市とホノルル市の交流の懸け橋として、これからも「長岡花火キルト」を展示していく予定です。皆様のこれまでの御支援・御協力に改めて感謝申し上げるとともに、引き続きの御支援・御協力、どうぞよろしくお願いいたします。

 Mahalo nui loa.

(ハワイ語:どうもありがとうございます)


以上、みなさんにお話しをお伺いしました。ありがとうございました。


なお、ホノルルフェスティバルから戻ってきた「長岡花火キルト」は、2023年4月より新潟県長岡市摂田屋の『吉乃川 酒ミュージアム「醸蔵」』で展示しています。是非ご覧ください。


【醸蔵での展示について】 ※下記リンクをご覧ください。



ボランティア

長谷川 卓


【この記事について】
「長岡花火キルト」を御披露目した「ホノルルフェスティバル」から約1ヶ月が経ちました。今回はホノルルで感じたことなどを、当プロジェクト代表でハワイアンキルト教室を主宰している島田桃子さん、プロジェクトでリーダーを務めた地元・長岡市在住の大桃啓子さん、そしてJTB添乗員の山田大地さんに、お話を伺いました。3回シリーズでお伝えします。

他の回も、下記のリンクから是非ご覧ください。


【1回目:Part1】


【2回目:Part2】

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