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  • 執筆者の写真Suguru Hasegawa

光の花火、打ち上げ開始でございます。

2022年2月19日。かねてより「長岡市民で作った1万個の長岡花火キルトを光の花火で打ち上げたい」という願いのもと、クラウドファンディングに取り組むなどして準備を進めてきた、「長岡花火キルト」と「プロジェクションマッピング」とのコラボレーション。「冬に輝け長岡花火~みんなの願いをこめて~」と題した光の花火の御披露目会を、新潟県長岡市の公共施設「アオーレ長岡」にて開催しました。


今回は、その様子を写真を交えながら、お伝えします。


2月19日は、クラウドファンディングや募金等に賛同し出資くださった方むけの御披露目会。一般公開は翌20日に行いました。新型コロナウイルス感染拡大により、新潟県内にも「まん延防止等重点措置」が適用となっており、来場いただく皆様に感染予防対策に御協力をお願いしながらの開催となりました。


午後1時。開会時刻に会場を包んだのは、長岡まつり大花火大会で「米百俵花火・尺玉100連発」と共に流れる、中越地震復興祈願応援ソング『空を見上げてごらん』。沢田知可子さんの曲を、司会進行のあっぴーさん(長岡を拠点に活動する歌手)が「長岡花火キルト」の前で優しく歌い上げました。

司会進行は「あっぴー」さん
左から島田さん・小泉さん・あっぴーさん












そして当プロジェクトの島田代表の挨拶の後、長岡地域のスタッフを代表して大桃さんが挨拶をして、花火師の小泉欽一さんを囲んでのトークショー。小泉さんからは「復興祈願花火フェニックス」の誕生秘話や、ハワイのホノルルフェスティバルでの長岡花火打ち上げの裏話などを伺いました。長岡大花火の地元・長岡市同様、ホノルルフェスティバルでの長岡花火の打ち上げも新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年以上中止になっており、ハワイには打ち上げることもできないままの花火玉が眠っているそうです。早くワイキキビーチで花火が楽しめる日が来ることを願うばかりですね。


トークショーの後は、ホノルル市出身のウェルドン・カケウオハさんのミニライブ&フラダンスショー。ウェルドンさんは、昨年9月の新潟市内のホテルでのコンサート同様に、優しく温かな生演奏と歌声を聴かせてくださいました。そして、その歌と音楽に合わせて、フラダンス教室を主宰するユウコ・ケカウオハ先生とフラ・タヒチアンダンス教室「ハーラウ オ ヴァイル」の先生方が「長岡花火キルト」の前で優雅かつ愛に溢れるフラダンスを披露。冬の長岡が、常夏のハワイになったような、そんな時間でした。


ところで、今回の光の花火の打ち上げに際して、全国各地の皆様からクラウドファンディングへの賛同・出資や寄付・協賛に御協力をいただきました。しかし、新型コロナウイルス感染拡大で県境等を跨いでの移動が出来ない方や少人数でも人が集まる場所へ来ることが出来ない方もおられたので、午後1時の開会直前に急きょインスタライブを行えるように準備して動画での生中継を行いました。


そして、光の花火の打ち上げ。SNS等での公開OKなので、ほぼ全員がスマホなどを手にスタンバイ。そして、「打ち上げ、開始でございます」。

場内が真っ暗になり、静かなピアノの音で打ち上げ開始。クラウドファンディングや募金等に賛同し出資してくださった方々の氏名・団体名等が字幕で流れた後、この「光の花火」に込める思いが文字として表現され、更に次の展開へ・・・。


「次の展開」については、ブログで読んでいただくよりも動画で見ていただいた方が良いので、当ホームページで公開している動画を、ご覧ください。ただ、打ち上げ後の最後の締めの挨拶を担当した私が鼻声になってしまったことだけ、書いておきます(どんな様子だったかは御想像にお任せします)。


「長岡花火キルト」の前で取材に応じる島田代表
プロジェクションディレクター 岸本智也さん











「光の花火」は見事に打ち上がり、会場は割れんばかりの拍手。素晴らしいプロジェクションマッピングの花火をデザインし、この会場に、この世に美しく放ってくださったプロジェクションディレクターの岸本智也さんが紹介され、惜しみない拍手が送られました。


最後に、私が御披露目会の出演者・関係者への謝辞を込めて締めの挨拶をして、終了。何社かメディアが取材に入っていたので、代表の島田さんが終了後に対応していました(既にテレビのニュースや新聞等でご覧になった方もいるかと思います)。


それでは、僭越ながら私の締めの挨拶から一部を抜粋して、この稿を閉じたいと思います。

ただいま皆さんで一緒に鑑賞した通り、光の花火が見事に打ち上がりました。この花火は、本物の長岡花火と同じく、一人だけでは打ち上げることができません。なによりも、本日この光の花火は、クラウドファンディングや募金の呼び掛けに賛同し出資してくださった皆様や、本日の催しが実行できるよう様々な分野で準備や関係各所との調整を行ったスタッフの皆さんの力、そしてお集まりの皆様の力がなければ、打ち上げることが出来ませんでした。厚く御礼申し上げます。

もうひとつ、まばゆい「光の花火」を大きな姿いっぱいに受け止めた、ハワイアンキルトの「長岡花火キルト」は、お集まりの皆様の他、大勢の長岡市民や新潟県内のボランティアの皆様、全国各地のハワイアンキルトを愛する方々、地元・長岡市出身の歌手・中澤卓也さんなど大勢の皆様が一針一針キルトを縫い、様々な方々・団体の多岐に渡る支援があってこそ、完成したものです。

本来であれば、長岡市とホノルル市の姉妹都市締結10周年を記念し、この「長岡花火キルト」は太平洋を越えてホノルルに行く筈でした。しかし、新型コロナウイルス感染拡大で叶わず、今日のこの日に至ります。「光の花火」の中に出てきたフェニックス=不死鳥のように、我が生まれ故郷の長岡の町は、戊辰戦争、太平洋戦争、1963年の三八豪雪、新潟県中越地震、新潟県中越沖地震など、様々な困難に直面しても克服し、復活の道を歩んできました。

いま私たちが直面している新型コロナウイルス感染症にも、打ち克てることを信じて、その象徴として、本日のこの「長岡花火キルト」そして「光の花火」が、いつまでも皆様の心の中、長岡の街、そして世界で輝き続けることを、願っております。

最後に、改めて感謝の言葉を、述べさせていただきます。

英語で、「サンキュー ベリーマッチ」。
ハワイ語で、「マハロ ヌイ ロア」。
長岡弁で、「ありがとねー」。

ボランティア

長谷川 卓



【当プロジェクト代表 島田さんのコメント】 ※ブログ記事


【冬に輝け長岡花火~みんなの願いを込めて~】 ※動画

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